先日、久しぶりに「京都シネマへ」行って来ました。
昨年の12月4日で「京都シネマ」が出来て3年目になります。
http://www.kisaragisha.co.jp/kyotocinema/index.html
京都シネマの音響設計および施行は、日東紡音響エンジニアリングという会社が請け負ったのですが、実はこの会社に私の弟が勤めております。
弊社のデザインとプリントした扉も弟が施主様に薦めてくれたのです。
cocon烏丸の工事中に出入りしていた私は映画館が出来上がる状況をこの目で見て来ました。
「京都シネマは音響がいい」と当時のラジオコマーシャルなどで言ってましたが、
実際の所、どの程度良いのかなど素人にはわかりません。
周りからも「音が、音が、」と聞くので弟に「どの程度いいの?」と質問した事があります。
弟曰く、「一般の人の出入り出来る建物の中で最高レベル」と返事が返って来ました。
「映画は映像と音で成り立ってる、いくら高度な映像でも音のレベルが悪かったら見られない」と言う様な事も言ってました。
オープン前にこんな事がありました。
ホワイエに誰もいない状態でシネマ1(さくらのデザインの扉)に入って、一番扉に近い所に座ります。ある男の人にホワイエの所をスニーカーで歩いてもらったのですが、
ちょうど女子トイレの横が緩やかなスロープになっていて
そこを歩く時に音が聞こえたのでした。微かな音です。私は指摘されないとわかりませんでした。静まり返ったシネマ1の中には男3人。ホワイエには1人。そんな静かな所でスニーカーの柔らかな音が聞こえた所で不都合があるのでしょうか?
実際は映画館の中では音が鳴るわけですから、ホワイエでのお客さんの話し声さえ聞こえないのですから。
弟の肩を持つ訳じゃないですけど、「そこまでこだわるか?」って思いましたね。
スニーカーの音は床を通じて映画館内に入り込んでいるらしいので、スロープと映画館の間に溝を入れてそこにゴムを入れる処置をするとか言ってました。
音の良さを手助けしているもう一つの大きな要素は、「お客さん」にあります。
室内で食べ物は禁止で、飲み物を飲む方もほとんどおられませんし話し声もありません。
「見たい映画だから真剣に見る」という雰囲気がお客さんの中に感じられます。
だから、小さな映画館ですが、自分の為だけに上映しているような錯覚を持ってしまいます。
映像と迫力だけでない細部にわたる音質は「京都シネマ」でしか味わえないですよ。




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